「顔色をうかがう」とは「その人の機嫌を見る」ということ

「あいつは、上司の顔をうかがってばかりいる」あまりいい意味では使われないこのことぱですが、正しくは「顔色をうかがう」です。「顔色」は文字どおり「顔の色」の意味もありますが、もっと広く「顔に表れた人の気持ち。表情。機嫌」をも表しており、「ご機嫌うかがい」などと同様の意味合いです。これを「顔をうかがう」とすると、その人の顔の美醜(びしゅう)・好悪(こうお)を判断するようで、慣用表現とはなりません。もっとも、「顔」だけでも「知らん顔」のように、心のありようを表す場合もあります。

「公算」は強い?高い?
  • 「公算が強い」
  • 「公算が高い」
  • 「公算が確実だ」
いずれも間違いです。正しくは「公算が大きい」です。「公算」は「probability」の訳で「確実性の度合。確率」ですから、強弱や高低で表現することはできません。また、「勝つ確率が確実だ」というのもおかしな表現です。さらに、見出しなどで「勝利の公算」としては尻切れトンボです。必ず「大」を入れ「公算大」としなければいけません。

— posted by 間中 at 12:21 am